- おんなのことば
- 茨木のり子 詩
- A6・160頁 重版中 2023年10月上旬出来
定価(本体 1,500円+税)
ISBN978-4-924684-78-2 - 楽天ブックスで購入する
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「おんなのことば」をご紹介するなら、まず茨木のり子さんの著書「詩のこころを読む」(岩波ジュニア新書)の話から始めなければなりません。同書は1979年刊行ののち、ロングセラーをつづけ、50万部を超えています。この本を読んで、詩が好きになる読者は多く、編者もその一人です。はじめに、の冒頭はこう始まります。
「いい詩には、ひとの心を解き放ってくれる力があります。
いい詩はまた、生きとし生けるものへの、いとおしみの感情をやさしく誘いだしてもくれます。」
ひとの心を解き放ってくれる、というのは、ひとにはもともとみずみずしい心があるということですし、いとおしみの感情を誘いだしてくれる、というのは、ほんとうはだれにも豊かな感受性がある、という真実を語っているのです。
編者はこの「詩のこころを読む」に導かれて詩の読者になり、詩集の編集者になりました。ぜひご一読をおすすめします。
この種の入門書には、著者は自分の詩を入れます。茨木さんは、そうしませんでした。その潔さに編者は感銘を受け、自分の手で茨木さんのアンソロジーを作る決心をし、10年後に実現したのが本書「おんなのことば」です。
この詞華集にむけて、なかでも、とりわけ精神の高い詩ばかりを集めました。
「自分の感受性くらい」を冒頭に置き、「汲む」でしめくくるという贅沢な編集になりました。
茨木のり子さんの詩は、精神が弛緩してしまった現代の日本人を、将来救うことになる、と編者はかたく信じています。
「いい詩には、ひとの心を解き放ってくれる力があります。
いい詩はまた、生きとし生けるものへの、いとおしみの感情をやさしく誘いだしてもくれます。」
ひとの心を解き放ってくれる、というのは、ひとにはもともとみずみずしい心があるということですし、いとおしみの感情を誘いだしてくれる、というのは、ほんとうはだれにも豊かな感受性がある、という真実を語っているのです。
編者はこの「詩のこころを読む」に導かれて詩の読者になり、詩集の編集者になりました。ぜひご一読をおすすめします。
この種の入門書には、著者は自分の詩を入れます。茨木さんは、そうしませんでした。その潔さに編者は感銘を受け、自分の手で茨木さんのアンソロジーを作る決心をし、10年後に実現したのが本書「おんなのことば」です。
この詞華集にむけて、なかでも、とりわけ精神の高い詩ばかりを集めました。
「自分の感受性くらい」を冒頭に置き、「汲む」でしめくくるという贅沢な編集になりました。
茨木のり子さんの詩は、精神が弛緩してしまった現代の日本人を、将来救うことになる、と編者はかたく信じています。
この書籍についてのニュース
- ●2023年8月28日OA分、J-WAVE「STEP ONE」
「LISTEN AND LEARN」コーナーにて、ゲストの飯豊まりえさんに
おすすめいただきました。
●2022年1月19日放送分、NHK総合「クローズアップ現代+」
「茨木のり子 "個"として美しく ~発見された肉声~」
茨木のり子・特集番組が放送されました。
●2021年5月1日放送分、TBS系「王様のブランチ」
「読書LOVERS」コーナーにて、ゲストのイモトアヤコさんに
おすすめいただきました。
●2020年10月23日放送分、NHK総合「あさイチ」
「特選!エンタ」コーナーにて、収録詩「自分の感受性くらい」が
朗読・紹介されました。