ごあいさつ
いい詩や いい絵本を読むと 心にひそんでいる思いやりの気持ちや 生きとし生けるものへの いつくしみの気持ちが誘いだされます。
そしていつしか 自分の存在そのものが幸せになっていることを発見するのです。
童話屋の本はすべて、そのような願いで作られています。
編集者 田中和雄
童話屋の代表作品
『葉っぱのフレディ ーいのちの旅ー』
1998年に登場して以来、ミリオンセラーとなっていまも愛される哲学絵本。
春に生まれて、夏に育ち、秋には紅葉して、冬に散ってゆく一枚の葉っぱは、
再び根から吸い上げられ、翌年の春には再び葉っぱになって生まれかわります。
あらゆるいのちは生態系のなかで循環し、生と死を繰り返す…。
その摂理をやさしく、美しく、語りかけます。
『ポケット詩集』
宮沢賢治「雨ニモマケズ」に始まり、茨木のり子「自分の感受性くらい」で終わる『ポケット詩集』。
第1巻には27人の詩人の代表作が、手のひらサイズの一冊につどいました。
谷川俊太郎、まど・みちお、石垣りん、吉野弘など、現代詩人の名詩もたくさん読めます。
『ポケット詩集』シリーズは全三巻。累計33万冊を超えて好評です。
『のはらうた』
自分以外の誰かの気持ちになって詩(うた)をうたおう…ということで生まれた『のはらうた』。
誕生は今から三十年ほど前のこと。
詩人のくどうなおこさんが、野原のかまきりや風や切り株、めだかやうさぎさんになりきってつくりました。
国語の教科書にも載って広がり、『版画のはらうた』や『えいご・のはらうた』もできました。
いまやシリーズ累計100万冊を超す、人気詩集です。
その他、おおまかに以下のラインナップをそろえています。
・安野光雅の絵本(「美しい数学」シリーズほか)
・アメリカのシャーロット・ゾロトウ作品をはじめ、国内外作家の絵本
・文庫サイズハードカバーの詞華集「詩文庫」
・小さな学問の書シリーズ(「日本国憲法」「漢文を学ぶ」ほか)